気ままな独り言&ネットで拾った話です。よかったらみてやってください。(^^)
 

「怪談の道」のノベルス版ってもうないの?

 内田先生のなくした本が一部見つかったことは、以前書きました。50数冊あらためて購入したのですが、そのほとんどが文庫本でした。で、その出てきた本をなにげなく見たら、ノベルス版が何冊かありました。「透明な遺書」「札幌殺人事件(上・下)」そして「怪談の道」の4冊です。

「怪談の道」は、紀伊国屋BOOK WEBで、入手不可ということでハードカバーを購入したのですが...あれっ?、ちょっと待てよ!

この本の初版はハードカバーで角川書店から1994年3月に出ていますね。ノベルス版はカドカワ・ノベルスで1996年3月に発行されています。

と言うことは、HCが5年前、ノベルス版が3年前じゃあないですか!?

えっ!もう出回ってないの?という感じですね!

島田荘司が「本格ミステリー宣言」の中で日本の書物販売システムについて嘆いていましたね。(講談社文庫P14〜参照)

「日本の書物販売システムは、委託販売制度というものによって成り立っている。これがどういうものかというと、出版社から書店に送られてきた本は、3か月以内に送り返せば、出版社は本の代金を取らないという実に奥ゆかしい制度である。」

店頭に並べた後、売れなければ返本できるというのです!書店は必然的に売れ筋の作家の本を並べるし、出版社は続々と新しい本を書店に送り込んでいないと、確実に他社にテリトリーの棚を浸食される。したがってもう内容など言っていられない。という訳です。その結果、新人が育たないのだと嘆いていました。

かたや売れっ子作家の方も、ある程度出版社の意向を汲んだ本を書かないとたいへんですよね。なんせ出版できないと飯の食い上げです。(^^;

その結果、マンネリ、ワンパターンの本が続々とベストセラーになるというのは不幸なことですね!

「怪談の道」は人気がないのでしょうか!?でも、おもしろい本ですよ!まだ、読んでいない方は、ハードカバーを買うか、古本屋さんでノベルス版を捜してみてくださいね。(^^)

1999.3.13記