| Wednesday, June 16, 1999 8:44 PM Subject: [mystery:1200] WHO「私が彼女を殺した」 ヨシです。今晩は。仕事帰りの電車の中で再読が終わりました。ポイントは実に単純でした。
犯人は駿河です。最後に加賀が指摘した第三者の指紋のことですが、指紋がついていたのはピルケース、そしてその持ち主は穂高の前妻です。穂高のピルケースは前妻とペアで買ったもの。前妻は穂高との思い出になる品を穂
高企画、すなわち駿河のマンションに送っており、その中にそのピルケースが入っていたのでしょう。
駿河はボーイにピルケースをあずける前に、一度ポケットに入れています。その際に摺り替えたんでしょう。
その時に用いたカプセルは準子の部屋に再び(雪笹に見つかったあとに)侵入し、盗んだものだと思います。
問題は、準子がピルケースに仕込み、穂高によってごみ箱に捨てられたふたつのカプセルを奪った神林、彼がふたつのカプセルをどう処理したか、です。まずひとつは動物実験をしたのは明白。もうひとつは.....結婚式の前日、コンビニから帰った神林、つまり動物実験を終えた彼に絶好のチャンスが訪れたんですね。コーヒーラウンジで美和子がトイレに行った隙にビンに入れたのでしょう。
これで数が合いますね。
実は、ひとりでここまで気付いたわけではありません。私が気付いたのは駿河が犯人でなんらかの方法で前妻からピルケースを入手、ボーイに渡す前に摺り替えたのだろう、ということでした。
いつ前妻から入手したか、また、神林が持っているはずのもうひとつのカプセルの行方、この二つの疑問を抱きながら、早く真相を知りたくて、以前しょうさんが検索エンジンで見つけた犯人当てをしているHPを見ちゃったんです。まず、犯人を指摘しているところを見て、それが合っていることに気をよくした私は結局全部読んじゃったんですね。そこにあと二つの疑問の答えが書かれていたわけです。
すいません、ずるをして。
ある面、「どちらかが彼女を殺した」より実は簡単だったんですね。作者もあまり複雑にすると読者が解けないと思い、あらゆるヒントをちりばめたんでしょうねえ。そして容疑者をストーリーテラーとすることにより、都合の悪いところを隠ぺいすることに成功した。まさに計算され尽くした手法です。
長くなってすいませんが、この作品の一番のミステリーは美和子がどうして穂高のような男を好きになったかなんですねえ。それに対し、雪笹が見事な解答を出しています。これも衝撃でした。 |