宮城谷 昌光
王家の風日
六百年に及ぶ栄華を誇る古代中国商(殷)王朝の宰相箕子は、新興国周の勢力に押されて危殆に瀕した王朝を救うため死力を尽す。 希代の名政治家箕子の思想を縦糸に、殷の紂王、周の文王、妲己、太公望など史上名高い暴君、名君、妖婦、名臣の実像を横糸にして、古代中国王朝の興亡を鮮かに甦らせた長篇歴史ロマン。 商の紂王に仕える箕子は、王朝存続に心を砕くが、周の太公望が遂に商討伐の軍をおこした。古代中国商王朝の滅亡を描く一大叙事詩
文春文庫 (本のカバーから引用)
孟夏の太陽
◆孟夏の太陽◆月下の彦士◆老桃残記◆隼の城
中国春秋時代の大国晋の名君重耳に仕えた趙衰の子趙盾は、父同様晋の宰相となるが、自らが王に推戴した夷皐と対立せざるを得なくなる。 王とは何か臣とは何か、義とは何か信とは何か。 宰相として国を支え続け、歴史とかかわってゆく趙一族の思想と盛衰を、透徹した史眼と清冽な筆致で描いた長篇歴史ロマン。 晋王重耳の臣趙衰の子趙盾は、やがて王と対立するようになる。春秋時代を生き抜いた趙一族の盛衰と時代の流れを捉えた古代叙事詩