泡坂妻夫
生者(せいじゃ)と死者 酩探偵ヨギガンジ−の透視術
11枚のとらんぷ
奇術ショウの仕掛けから出てくるはずの女性が姿を消し、マンションの自室で撲殺死体となって発見される。 しかも死体の周囲には、奇術小説集『11枚のとらんぷ』で使われている小道具が、壊されて散乱していた。 この本の著者鹿川は、自著を手掛かりにして真相を追うが…。 奇術師としても高名な著者が、華麗なる手捌きのトリックで観客=読者を魅了する泡坂ミステリの長編第1弾。
創元推理文庫 (本のカバーから引用)