ミステリーML読書感想のページ

東野圭吾

宮部 みゆき 東野 圭吾 吉村 達也
京極 夏彦 森 博嗣 島田 荘司
有栖川有栖 野沢  尚 真保裕一
柴田よしき 海外ミステリー そのほか
悪意 パラレルワールド・ラブストーリー 放課後
十字屋敷のピエロ    
悪意 講談社ノベルス 2000/01/05 4061821148
akui.jpg (15081 バイト) 悪意

人気作家が仕事場で絞殺された。
第一発見者はその妻と昔からの友人。
逮捕された犯人が決して語らない動機にはたして「悪意」は存在するのか。

講談社ノベルス (本のカバーから引用)

2000年2月2日 件名 : [mystery 2740] 東野圭吾「悪意」読みました

  ヨシです。

 東野圭吾「悪意」読みました。おじゃる丸さんが既に読まれていると
思いますが。

 加賀刑事ものでしたが、物語の進展に特徴がありまして、犯人はすぐにわかるんですよね。その辺りもさすが加賀刑事だし、その後、物語の大半が犯人の動機追及に費やされていますが、犯人の証言に疑問を持った加賀の追及もさすが、と思って読み進んでいくと、な、なんと、という真実が!!!

 叙述方法を工夫するだけでここまで楽しめるのか、と驚きました。

 と言っても、叙述トリックではありません。私は折原一氏の叙述トリックが大の苦手ですが、そういう類のものではありません。

 また、現実の問題と照らし合わせると、作者が取り上げているテーマがいかに犯罪を裁く上で重要なものなのかを認識するとともに、死人に口なしというか、被害者の権利が全く無視されている現実に憤りを感じた次第です。

 あ、現実と照らし合わせたのは私の頭の中でだけであって作中には現実問題としての記述は一切ありませんのであしからず。