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星座物語(ギリシャ神話)    糸川英夫の細密占星術(糸川英夫著)

しし座 (7月23日〜8月23日生まれ) Leo

 春の東の夜空を見上げてみましょう。逆J型に並んだ、一等星から四等星までの星たちと、その下の3個の星を結ぶと、あたかも天高く駆け昇るかのような、獅子の勇姿を描き出すことができます。この星の集まりが、あなたの誕生星座「しし座」です。

 ギリシャ神話に伝わる「しし座」の物語です...。

 知恵と勇気を振り絞り、12回もの冒険に挑んだヘラクレスが登場します。

 そのヘラクレスが最初に戦ったのが、ゼウス神殿に現れる獅子でした。

 この獅子は、ネメアの谷に住みついていたといわれています。デュフォンという化け物を父親に、エキドナという、上半身が女で、下半身が大蛇という怪物を母にもつ獅子は、不死身の魔力を秘めていたとされています。

 家畜の牛や羊を食い荒らすだけでなく、ときには人間までも襲う人食い獅子として、ひどく恐れられていました。

 ある夜、ヘラクレスは獅子を見つけました。今にも飛びかかろうとする獅子に、すかさず鋭い矢を放ち、見事命中させました。

 しかし、獅子の強靱な皮に、ヘラクレスの矢はまったく歯が立ちません。太く堅いこん棒も、獅子の背に振り下ろすと、真二つに折れてしまいました。とうとう、素手で獅子に挑み、その首を締め上げ、やっとの思いで倒すことができたのでした。

 ヘラクレスは、勇猛な獅子の死を惜しみ、皮をはいで身につけることにしました。すると、ふりかかる災難を次々と切り抜け、冒険を無事成功させることができたと伝えられています。

 神々は、獅子の希にみる強さを惜しみ、天空に上げ、その姿を「しし座」に変えました。

 「しし座」の心臓に位置する一等星レグルスは「王者の星」とされ、凛とした輝きを放っています。