おひつじ座 おうし座 ふたご座 かに座 しし座 おとめ座 てんびん座 さそり座 いて座 やぎ座 みずがめ座 うお座
 

星座物語(ギリシャ神話)    糸川英夫の細密占星術(糸川英夫著)

おひつじ座 (3月21日〜4月20日生まれ) Aries

 秋の深まったころ夜空を見上げてみましょう。真南の空に、「銀河鉄道999」でおなじみのアンドロメダ星雲があります。

 そのアンドロメダ星雲のすぐ下に、うす明るい3個の星が、細長い三角形を描いているのが見えます。これが、あなたの誕生星座「おひつじ座」です。

 数千年前この星の三角形に太陽が近づくころ、人々は春の訪れを感じとり、羊の群れを移動させる時期を知ったのです。そのために、「おひつじ座」と名づけられたのでした。

 そのころ、春分点は「おひつじ座」にありましたが、今日、地球の「歳差運動により春分点は「うお座」に移りました。それでも、羊の曲がった角は、春分のシンボルとして、いまでも親しまれています。

 この「おひつじ座」にまつわる神話が、古代ギリシャから語りつがれています。

 昔々、テッサリアという国の国王アタマスには、王妃ネペレとのあいだに、二人の子供がいました。子供の名は、王子フリクソンと王女ヘレ。

 アタマス王は、ネペレ王妃と離婚したのち、イノを後妻に迎えました。王妃になったイノは、先妻の子供たちにつらくあたり、継子いじめをはじめました。

 これを見た天上の神ゼウスは、二人を哀れに思い、使者神のヘルメスに命じて、空を飛ぶ「金色の羊をつかわしました。兄妹を羊の背に乗せて、継母の手から逃れるよう仕組んだのです。

 飛行中、王女ヘレは目がくらみ、海に落ちて溺れ死んでしまいました。ゼウスはヘレの死を惜しみ、そこを「ヘレスポイント」と名づけました。

 王子フリクソンは、無事にコルキス島に逃れ、この「金色の羊」を献上しました。ゼウスはこの金色の羊を天に上げて、「おひつじ座」にしました。

 夜空に輝く三つ星が描く三角形の頂点の星を「シェラタン」といいます。この星は、一年の最初という「目印」で、たくさんの星を先導する役割を果たしています。